ゆらゆら花火

ふうりんを　まどにつけたら
ちょっとオシャレ気取りすぎかな？
都会のアパートには　にあわないけど
ぼくは気に入った
どうせ　キミしかいない
どうせ　よるしか　かえってこないし
すこしだけキセツにビンカンに
きおんのヘンカで
　カゼをひかないように

今より　すこしだけイナカの
あの街にハナビは上がらない
しかたなく　こいだジテンシャ
あのころは10キロなんてヨユーだった
…なんて話がホントウか
キミはきょうみのない顔してる
実を言うとぼくも　あやふやだし
全部
ゆらゆら

おわらない　シュクダイと
おわってく　ぼくらの夏
きのうみた　あのハナビはもう
夢だって　わからない
今だって　わすれゆく
エイゾウ

スイカがあまりすきではない
青くさいのが　ぼくらににてる
まともに生きてりゃスイカわり
かけちがえたヤツの吹きだまり
そこでくらしたマイニチは
ほこらしい　なつかしい　生きたイミ
だからこそぼくは行かなくちゃ
わすれないために行かなくちゃ

さいごの夏
ぼくらの夏
わすれないから
わすれてよね

きえていくセミのおと
おぼろげに　キミがわらう
いつか来る新しい夏と
なかよく　やってほしい
いつだって今だけがホントウ
ゆらゆら　目がくらむ
ゆらゆら　あるき出す
ゆらゆら　わすれてく
ゆらゆら　シュクダイがおわる

おわらない　シュクダイと
おわってく　ぼくらの夏
きのうみた　あのハナビはもう
夢だって　わからない
きえていくセミのおと
おぼろげに　キミがわらう
いつか来る新しい夏と
なかよく　やってほしい
ケガだけは気をつけて
キミらしく生きてよね