僕が本当のオバケになったら
夏空が嫌だった 白肌が貧相で
誰にも見えない オバケの僕だ
「しかえしすれば」って台詞に刺されて
笑えていない僕は どんな形だ?
僕が本当のオバケになったら
君はビビって逃げ出すだろーか
ちゃんと僕だとわかってくれたらいいな
そんな勇気はもちろん無いから
誰かのために生きてたいんだよ
早く夏が終わってくれたらいいな
そう思ってるんだ今日も
季節は過ぎ去る 3度目の春に
再び出会えた 君の後悔
まだ僕の正体は フラフラと舞っている
また夏が来ると 聴いた気がした
僕が本当のオバケになったら
うらみつらみをぶつけてやるんだ
事あるごとに写真に映りこむからな
急に夜中にテレビを点けたり
排水溝に髪詰め込んだり
そんなもんで許すからさ 大丈夫
僕が本当のオバケになっても
誰も気づかない街の隅っこ
君が泣いてくれるならそれだけでいいや
そんな勇気はもちろんないから
君と笑って生きてたいんだよ
全部言葉で伝えられたらいいな
そう思ってるんだ今日は
また次の夏が来る