ピコボーイ

子供の僕が　夢中になった
ファミコン　ロクヨン　笑う君と
朝までやれば　赤目しかられ
次の冒険　ワクワクした
企画書　書きながら　忘れてく
新しいスマホに
君の名前どこにも無い

嫌いじゃないんだよ
アルコールまみれのあの娘もさ
大人になれたなら
少しでも好きって言えるのかな
君よりも好きって言えるのかな


のみすぎた後　今日も終電
君はきっと　上りのやつ
頭の中は　グルグルパズル
次の駅は　見知らぬ街
必殺　かえんまほう
ひとやすみ
タバコを捨てたら
深夜2時の旅に出よう

嫌いじゃないんだよ
つまらない日々も　阿保な今も
明日の会議には
遅刻しちゃまずいな　頑張らなきゃな
星空は綺麗だ　悪くないな


あの娘に　電話を
かけたら　笑われた
今から　会おうと
君の街まで行くよ

さよなら　またいつか
押入れの奥で休んでいて
いつかは君のこと
懐かしい人って言えるからさ
楽しかったなって笑えるんだ